テレワーク時代の電子印鑑 導入ガイド
最終更新: 2026年3月20日 ・ 読了時間: 約7分
「出社しないと印鑑が押せない」——テレワークの普及に伴い、 押印のためだけに出社する「ハンコ出社」が大きな課題となりました。 電子印鑑を導入すれば、場所を選ばず書類の承認・回覧が可能になり、 業務効率が大幅に向上します。このガイドでは、電子印鑑の種類、法的効力、 具体的な導入方法を網羅的に解説します。
電子印鑑の3つの種類
| 種類 | 仕組み | 法的効力 | コスト | 適した書類 |
|---|---|---|---|---|
| 印影画像 | PNG/SVG画像を貼り付け | 認印レベル | 無料 | 社内文書・請求書・見積書 |
| 電子署名(立会人型) | サービス事業者が本人確認 | 実印に近い | 月額¥1,000〜 | 契約書・NDA |
| 電子署名(当事者型) | マイナンバーカード等のPKI証明書 | 実印と同等 | カード発行費 | 公的手続き・不動産契約 |
印影画像の作成方法
社内文書や請求書レベルであれば、印影画像(PNG/SVG)で十分です。tools24.jpの電子印鑑作成ツールを使えば、名前を入力するだけで丸印・角印・日付印を無料で作成できます。
1
印鑑の種類を選択
個人名なら「丸印」、会社名なら「角印」、承認フローなら「日付印」を選びます。
2
名前を入力してカスタマイズ
フォント・サイズ・色(朱色がデフォルト)を調整。プレビューで確認しながら微調整できます。
3
透過PNGまたはSVGでダウンロード
Word/Excel/PDFへの貼り付けにはPNG、Webサイト用にはSVGがおすすめです。 透過画像なので書類のテキストの上に自然に重なります。
各ソフトへの貼り付け方法
Microsoft Word
- 「挿入」→「画像」→「このデバイス」からPNGファイルを選択
- 画像を右クリック →「文字列の折り返し」→「前面」を選択
- 画像をドラッグして押印位置に移動
- 角のハンドルで適切なサイズに調整
Microsoft Excel
- 「挿入」→「画像」→「このデバイス」からPNGファイルを選択
- 画像を右クリック →「サイズとプロパティ」で位置を固定
- 「セルに合わせて移動やサイズ変更をしない」を選択すると安定します
Adobe Acrobat(PDF)
- 「ツール」→「スタンプ」→「カスタムスタンプの作成」
- ダウンロードしたPNG画像を選択してスタンプとして登録
- PDFの任意の場所にクリックして配置
Google ドキュメント / スプレッドシート
- 「挿入」→「画像」→「パソコンからアップロード」
- 画像オプションで「テキストの前面」を選択
- 画像をドラッグして適切な位置に配置
電子印鑑導入のメリット
- ハンコ出社の廃止 — 場所を選ばず押印できるため、 テレワーク環境でも書類の承認フローが滞りません
- 承認時間の短縮 — 紙の回覧では数日かかる承認フローが、 メールやチャットツールで即座に完了します
- 印刷・郵送コストの削減 — 書類を印刷して押印して スキャンして送る…というアナログな工程が不要になります
- ペーパーレス化の推進 — 電子帳簿保存法への対応と合わせて、 社内のペーパーレス化を進める第一歩になります
セキュリティ上の注意点
注意事項
- 印影画像はコピーが容易 — 重要な文書にはパスワード保護PDFと併用
- 印影画像はローカルに保管 — 共有フォルダに置くと不正使用のリスクあり
- 契約書レベルには電子署名サービスを — DocuSign、クラウドサイン、GMOサイン等
- 日付印を使う — 日付入りの印影は不正使用を抑止する効果があります
まとめ
電子印鑑は、テレワーク環境での業務効率化に欠かせないツールです。 社内文書・請求書レベルの押印であれば、tools24.jpの電子印鑑作成ツールで無料作成した印影画像で十分に対応できます。 契約書などの重要文書には電子署名サービスを、 電子帳簿保存法への対応が必要な場合はタイムスタンプ付きのソリューションを検討してください。
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